この記事では、「有用性の低いコンテンツ」でアドセンス審査に12回落ちた私が、13回目で合格するまでに対策したことを一挙に紹介します。
- 「有用性の低いコンテンツ」でアドセンスの審査が通らなくて困っている。
- 公式サイトを見ても具体的な対策方法が書かれておらず直し方がわからない。
- 何回リライトしても審査に合格しない。
- そもそも「有用性の低いコンテンツ」ってなんなの?
ブログで稼ぐ方法の一つにGoogleが広告費を支払う「Googleアドセンス」があります。
しかし、Googleアドセンスは、Googleの審査で合格しなければならず、初心者にとってハードルが高いです。
中でも「有用性の低いコンテンツ」をクリアすることができず、Googleアドセンスでの収益をあきらめる方も少なくありません。
Googleアドセンスの公式サイトを見ても審査に落ちた具体的な理由は記載されておらず、どのように対策したらよいかわかりません。
わたしもその一人で「有用性の低いコンテンツ」で12回審査に落ち、13回目でやっと合格することができました。
この記事では、そんな私がGoogleアドセンスに合格するまでに調べたことや実践したこと、合格に効果があったと感じたことをまとめました。
「有用性の低いコンテンツ」での審査落ちは、精神的にツラいことをわたしは実感しています・・・
わたしと同じように「有用性の低いコンテンツ」をクリアできず悩んでいる方の参考になるよう、実体験をまとめました。
ぜひ最後までご覧ください。
合格したときのブログの状況
![](https://z-a-k-i.com/wp-content/uploads/2024/08/image-21-905x1024.png)
わたしがGoogleアドセンスに合格したときのブログの状況はこちら。
記事数 | 20 |
カテゴリ数 | 2 |
各記事の文字数 | 3000文字以上 |
1日のブログ全体のPV数 | 平均5PVほど |
ドメインパワー | 8.8 ※パワーランクツールで計測 |
アフィリエイトリンク | つけたまま審査 |
WordPressのテーマ | Cocoon |
記事数
記事数は20記事で審査に出しました。
少ない数ですが、これはアドセンス合格のために品質がよくない記事を大幅に下書きに戻したためです。
記事数が多いと、どの記事が原因で合格できないのかがわからなくなるため、アドセンスに合格するまでは記事を多くしない方がよいと思います。
ちなみに最大50記事ほどありましたが、半分以上の30記事を下書きに戻しました。
カテゴリ数
カテゴリは2つです。
各カテゴリに5記事以上ある状態としていました。
各記事の文字数
各記事の文字数は3000文字以上ありました。
記事を書くにあたって文字数は特に意識してませんでしたが、結果的に各記事3000文字以上となってました。
ドメインパワー
ドメインパワーはドメインを取得してから1年ほど経過したため、ドメインエイジで少しパワーがありますが、それ以外はほぼ最低に近いパワーでした。
ドメインを取得してから経過した年月のこと。
アフィリエイトリンク
ネット上では、「アフィリエイトリンクをつけていると合格できない」という情報もありますが、わたしはつけたままで合格できました。
WordPressのテーマ
アドセンスの合格者はSwellという有料テーマを使っている方が多いですが、わたしは無料のCocoonを利用してます。
無料のテーマでもアドセンスに合格することができました。
有用性の低いコンテンツの対策
![](https://z-a-k-i.com/wp-content/uploads/2024/08/image-23.png)
「有用性の低いコンテンツ」の対策として、「効果があった!」と実感したものを紹介します。
E-A-Tを示しことを意識して記事を書く
「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」のこと。
Googleでは、検索結果の品質評価を行う際にE-A-Tを重視。
具体的な内容は以下です。
自己紹介ページで「専門性」「権威性」を説明する
読者やGoogleは、「どんな人物がこの記事を書いたのか」を重視します。
当ブログだと「15年以上のシステム開発経験を持つITエンジニア」、「30年以上富山県に住んでいる」の強みとした人物です。
この人物が書いた「プログラミングの記事」「富山県の日常の記事」は正確な情報である、と判断されるように表現します。
手を抜きがちな自己紹介ページですが、しっかりポイントを押さえて記述が必要です。
![](https://z-a-k-i.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
アドセンス合格した審査の際、自己紹介ページをリライトして合格することができました。
12回目の不合格で、「記事リライトはもうやることがない!」という状況で、あまりリライトせず審査に出したので、自己紹介ページは効果があると感じてます!
各記事のリード文で「専門性」「権威性」を説明する
自己紹介の他に各記事でも「専門性」と「権威性」を説明します。
具体的には、リード文で「この記事を書いた自分はどんな人」なのかを説明し、記事の正確さを読者に伝えます。
例えば、こちらのような表現です。
この記事では、富山県射水市に10年以上住んでいる筆者が、勉強や副業で利用している「射水市中央図書館」について紹介しています。
この記事を読むことで、「射水市中央図書館」の雰囲気がわかります。
ぜひ最後までご覧ください。
上の例では「富山県射水市に10年住んでいる人が、勉強や副業で利用している図書館を紹介」という内容で、「権威性」をアピールしています。
各記事で「信頼性」を示す
「記事の信頼性」とは、この記事を書くにあたって、根拠となったサイトを掲載することです。
具体的には、各記事で取り扱う情報の公式サイトへの外部リンクを張ります。
例えば、「【富山】ディズニー・アニメーション(イマーシブ展)に行ってきた!」という記事では、情報提示後に「ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス(富山)」の公式サイトを設定しています。
外部リンクはSEOにも効果があるので、面倒ですが設定しましょう。
利用者の悩みを解決できる記事を書く
Googleは読者に役に立つ記事を重視します。
そのため、Google向けに記事を書くのではなく、読者向けに親切な記事を書くことで、結果的にGoogleに評価されます。
具体的には以下の視点で記事を書きます。
- 内容を紹介する記事ではなく、「こんな悩みを解決できる」という表現で記事を書く
「読者は記事を読みたいのではなく、悩みを解決したい。」ということを理解して記事を書く。 - 読者の時間を無駄にしない文章を書く
結論を最初に読者に伝える構成で記事を書く。
具体的には、リード文で「記事を読むことで読者が得られるメリット」を説明するなど。
上で紹介したことと同様に「読者は記事を読みたいのではなく、悩みを解決したい。」ということを理解して記事を書く。 - 読者の疑問を先回りして記事を書く
説明の中で数珠繋ぎに発生する疑問を解消する文章をつなげて書く。
また、文章の中で、できるかぎり専門用語を使わない。専門用語を使う場合は、できるだけ近くに専門用語の説明を入れる。 - 文章を読むストレスをなくす工夫をする
「むずかしい言葉は使わない」「文章を長くしない」「漢字とひらがなのバランスを考えて書く」など。
また、スマホで見た時に1画面が全て文字で埋まらないように、画像、吹き出し、表を挿入する。
まだまだありますが、この内容はWebライティングスキルなので、キリがないためこの辺にします。
読者やGoogleに評価される記事を書くには、ライティングスキルを習得する必要があります。
参考までにわたしが学習した書籍を掲載しておきます。
書籍は、セミナーなどと比べると安価にスキル習得ができるので個人的におすすめです。
いずれもわかりやすく良い本でした。
合格までのやったことの記録
![](https://z-a-k-i.com/wp-content/uploads/2024/08/image-20-1024x434.png)
ここからは、わたしが合格するまでの記録を紹介します。
1ブロガーのアドセンス合格までの記録なので、読み飛ばしていただいてもかまいません。
1回目:不合格(2023/10/1)
はじめてのアドセンス申請です。
8記事で申請しました。
カテゴリは二つで5記事、3記事という配分で申請。
申請にあたって、以下のことは実施。
- 自己紹介ページの設置
- サイトマップの設置
- プライバシーポリシーの設置
- お問い合わせフォームの設置
1か月後に不合格の連絡。
2回目:不合格(2023/11/22)
記事を3つほど追加。既存の記事はリライトせず。
※この頃はリライトが必要という認識がなかった。
1回目と同様に1か月後に不合格の連絡。
3回目:不合格(2024/1/21)
YoutubeでGoogleアドセンスに関しての勉強を始める。
「Googleアドセンスの審査は適当だー」、「1記事追加して申請を繰り返せばいつか合格する」という教えを真に受け行動しました。
記事を1つ追加。既存の記事はリライトせず。
1か月後に不合格の連絡。
4回目:不合格(2024/3/11)
記事を1つ追加。既存の記事はリライトせず。
審査から1か月後に不合格の連絡。
5回目:不合格(2024/3/19)
記事のリライトを始める。
リライトの方法は、特に勉強せず、自分が読者視点で読んでよくわからない点を改善。
2週間後に不合格の連絡。
6回目:不合格(2024/4/8)
引き続き、記事のリライトを実施。
他サイトを真似て文章の構成を直すようにリライト。
2週間後に不合格の連絡。
7回目:不合格(2024/4/23)
引き続き、記事のリライトを実施。新規記事も投稿。
ブログ記事を50記事→15記事まで減らす。
カテゴリも4つ→2つに減らす。
20記事に対してリライトを実施。引き続き他サイトを真似てリライト。
2週間後、不合格の連絡。
8回目:不合格(2024/5/13)
リライトと、新規記事をいくつか投稿。
「有用性の低いコンテンツ」のクリアには、PV数が必要なのではと思う。
PV数を増やすように記事をリライトする。
PV数を増やすためにSEOの書籍を読んで勉強を始める。
9回目:不合格(2024/5/30)
記事のジャンルが悪いのでは、と思い、特化ブログから雑記ブログに変更。
プログラミングのジャンルのブログに、富山の日常のジャンルを追加する。
引き続き書籍を読んで勉強。
2週間後、不合格の連絡。
10回目:不合格:不合格(2024/6/16)
リライトと、新規記事をいくつか投稿。
記事以外でどこか悪いのでは?と思い、固定ページなど見直す。
お問い合わせフォームのメール送信ができなくなっていたので、修正。
同時にプライバシーポリシーと免責事項のページをわける。
2週間後、不合格の連絡。
11回目:不合格(2024/7/10)
リライトと、新規記事をいくつか投稿。
記事全体を再読し、文章を修正。
ブログ記事の書き方の書籍を複数読み、ライティング技術の勉強。
勉強したことをブログ記事に反映(リライト)。
ここで修正したポイントは、
「同じ意味でもっと文字数が少ない文章で表現できないか」
「タイトルと記事の内容が合ってるか」
「リード文とまとめの内容に整合性がとれているか」
を確認しリライト。
2週間後、不合格の連絡。
12回目:不合格(2024/7/31)
固定ページを含めて、全記事を見直し。
この頃、Googleアドセンスの審査に落ちすぎて「Googleから見たドメイン評価が悪くなったのでは?」と思い、サブドメインで別サイトを立ち上げる。
2週間後、不合格の連絡。
13回目:合格(2024/8/23)
少しだけ記事のリライトを実施。
記事を書いた人の「権威性」が弱いのでは、と思い、自己紹介ページを大幅にリライトする。
2週間後、合格!
![](https://z-a-k-i.com/wp-content/uploads/2024/08/image-21-905x1024.png)
まとめ
この記事のまとめです。
- PV数が少なくても合格できる。
- Googleの検索結果に上記表示している記事がなくても合格できる
- 更新頻度が低くても合格できる
- ドメインパワーが低くても合格できる
わたしは1日のPV数が5PVほどでしたが合格できたため、ブログのPV数と「有用性の低いコンテンツ」は関係ありません。
また、Googleの検索結果で上位表示している記事は一つもない状況(ラッコキーワードで流入キーワードを確認すると0キーワードでした。)で、記事の更新頻度が2週間に1記事という遅い更新頻度でしたが合格することができました。
インターネットを見るとGoogleアドセンスに合格しているブログはすごいものばかり(1日100PVとか)ばかり目にしますが、私のようなブログでも合格できます。
![](https://z-a-k-i.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
アドセンスに合格後、自分のブログに自動広告が表示されるようになった時は感激しました。
ぜひあきらめずに挑戦してください!
本記事が皆様の参考になれば幸いです。
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